冷たい耳の秘密

熱いものに触れたとき、ぱっと自分の耳たぶを触れるしぐさをする人がいます。やっている人にとっては無意識の行動でしょうが、これにはきちんとした根拠があります。実際、耳は他の体の部分に比べて冷たい場所なのです。
耳の外側の部分を耳介といいます。ゾウやウサギは大きな耳介を持った動物です。耳介にはたくさんの血管がめぐっており、ゾウはその大きな耳介をパタパタと振り、熱を放出して体を冷やします。
人間の体温はほぼ一定に保たれていますが、すべての部分が等しく同じ温度というわけではありません。外気にさらされている耳介や鼻先、指先は他の部分よりも温度が低くなっています。
そのように考えると熱いものをつかんだときに耳ではなく鼻を触ってもよいわけですが、なぜかこちらをつかむ人はほとんどいません。

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